LKiP (Life Knowledge in Practice) 大学院プロジェクト:生活実践知
担当教員:諏訪正樹、加藤文俊、東海林祐子、筧康明、中西泰人、井庭崇、田中浩也、清水唯一朗(2013年度現在)
小川克彦(2014年度から参加予定)
設立コンセプト
自分らしく生きるための意識やからだをつくるという、生活における実 践知についての研究が、認知科学、スキルサイエンス、社会科学、コー チング学、学習教育、メディアデザイン&アートなどの様々な分野で共通 の問題として求められている。
そのためには、意識,なかでも半意識(ノンコンシャス:明確には意識さ れていないが、意識的努力により顕在化できないこともない意識領域。 完全に無意識ではない。)と身体とデジタル情報処理技術の関係性を研 究対象にすることが鍵となる。
これは、従来の自然科学的方法論(客観性、普遍性、再現性の絶対 視)では扱い切れなかった領域である。自然科学的方法論の縛りから解 放され、個から普遍を見出すケーススタディ的パラダイムを学問として成 就させなければならない。そのためには、からだ、心、社会、デザインに まつわる異分野研究を持ち寄ることが必須になる。
この考えを基底に据えた大学院教育としてのプロジェクトの模索・開発 と、実践的な生活知に関する境界領域的研究の発信を目指す。
基本方針
異分野研究者がチームを組み共同研究をやってみる
- 自分の枠から外に出てみる
- 相手の流儀や思想を受け入れてみる
教員がお手本をみせて学生を感化する
- 教員チーム(2名) vs.
- 学生チーム(3~4名):教員がメンターにつく
”研究テーマが先にありチームを結成”は御法度
- なんとなくの相性でチームを決める
- 共同で何ができるか考え始める
プロジェクト一覧
- ライフストーリーからコミュニティを読み解く (諏訪正樹、清水唯一朗)
- ふと採集 (浦上咲恵、清水唯一朗)
- 日本酒の味わい学習を支援する (s宙輝、井庭崇)
- 食卓におけるコミュニケーション (坂井田瑠衣、加藤文俊)
- 編集者がつなぐ関係性 (尾内志帆、清水唯一朗)
- 実践知の可視化 ―FabLabKamakuraにおける学び合いから― (忽滑谷春佳、田中浩也)
- カフェ観帖 (上地里佳、諏訪正樹)
- 表情図鑑 (落合裕美、西山武繁、東海林祐子)
- やってみようメタ認知 (馬場葉子、竹石健人、斎藤美和子、諏訪正樹)
- まち観帖 (諏訪正樹、加藤文俊)
- 自転車を用いた環境知覚促進ツール (栗林 賢、松原 正樹、忽滑谷 春佳、筧 康明)